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ソーマ×女主
バーストネタ注意!
バケツ一杯の生クリーム
を、食べさせてやる。
これが目下の目標で、彼への罰である。
バーストネタ注意!
バケツ一杯の生クリーム
を、食べさせてやる。
これが目下の目標で、彼への罰である。
「なぁ、ソーマ。お前サツキになにか怒らせるようなことしたのか」
「知らん」
「――――見事にお前の嫌いなトコついてきてるよな」
「……………」
ソーマの部屋の前に、てんこ盛りの生クリームが山のように入っている(しかもチョコレートもかかっている)かなり大きいどんぶり鉢が置いてあった。その下にメモ(の切れ端)が。それにはサツキの見慣れた筆圧で『(<<●>>_<<●>>)』と描かれていた。わけがわからないし、意味も全く読めないようなことをソーマにするのはサツキぐらいで、だからこそなんとなく怖い。言いたいことは本人に直接言う、がモットーの彼女が何も言わずにこうしてくるなんて、一体どれだけ異常事態なのかわかっていただけるだろうか。
「これ、食えってことだよなぁ」
「えぇ、そうよ」
エレベーターからサクヤが苦笑しながら降りてきた。
「サツキから伝言。『食べきるまで意地でも会ってやらないから』………ですって。だからって捨てちゃダメよ♪確認するからね」
「随分とご立腹のようだな、あのお姫さん」
「とても怒ってるしそれ以上に………この先は自分で確かめてみるのね」
有言実行もモットーにしているサツキは実際に会わないようにするだろう。どんな手を使っても。
「サツキの長~い深~い怒りが冷めるまで待つか、極限まで砂糖を入れてチョコレートもかかった激甘のそれを我慢して食べてすぐ会いに行くか………」
「二つに一つだな」
今やリンドウは楽しんでいる。それがすごくムカついた。
深く一回、ため息をついてから自身の部屋へと入っていく。ニヤニヤ笑うサクヤとリンドウを視界にいれないように。
「………で、なんで怒ってるんだ?」
「若いって、いいわね~」
「意外と早かったね」
「ふざけんなよテメェ」
「ふーんだ。そんな青ざめた顔で言っても、ちっとも怖くないわ」
あれから耐えに耐え抜いて完食し、証拠としてどんぶり鉢を持っていったら、至極残念そうにため息をつくものだから、怒りよりも脱力感が沸き起こる。なにせアレは精神的にも肉体的にも苦痛だったのだから。
「………何を怒っている?」
「あら………ちょっと考えればわかりそうだけど?」
たかが完食ごときでは怒りは収まらないようである。しかしこれ以上長引かせる気は毛頭ない。だが不要なことを口走ってしまうと、さらに機嫌は悪くなり、最悪さっきのアレが倍………バケツ一杯ぐらいになりそうだ。
「………」
正直、あまりの気持ち悪さに食べるのに必死で考えていなかった。だから今思い返してみるのだが、全く思い当たる節が見つからない。
「今考えてるでしょ」
「……………」
「まぁソーマとっては何気ないことだから、仕方ないけどね」
「でも私にとっては重大なことなのよ」
「だってソーマったら、ここ最近アネットばっかり構うんだもの」
「あ?」
「タクマに頼まれたのは知ってるよ」
「あぁ………あれか」
新人のアネットはバスターを好んで使うものの、その重量に振り回されていて逆に使われている戦い方なのだ。だから見かねたタクマがソーマに指導するよう頼んだのだ。
「見るに堪えられんからな」
「まぁね」
「で?」
「だからっ………
寂しかったの!」
顔を真っ赤にして怒ってもちっとも怖くなく、むしろ微笑ましいというか可愛いというか。ソーマは思わず吹き出しそうになるのを我慢するのに必死になった。
「たかがそれしきのことで」
「ふんっだ。私はたかがそれしきのことじゃないんですーっ」
「はぁ………」
ソーマがため息をつくと、一瞬にしてサツキは悲しそうな表情になる。
「だって、あのアネットの戦い方は危なっかしいのはわかるし、教えなきゃいけないっていう理解もしてるけど、だからって納得は出来なかったもん…………寂しかったんだもの」
徐々に涙の膜が目に溜まっていくのをみて、さすがに慌てたソーマは、サツキを抱きしめた。
「悪かった」
「だって彼女なのは私なのに、他の女の子構うんだもん」
「すまない………終わったから、もうほっとかない」
「………ホントに?」
「本当だ。――――っつーか、俺も限界だ」
誰かに待っていてもらえる、というのに慣れていなかった。というか知らなかった。いなくて寂しいなんて言われたことがなかったから、とても胸がこそばゆい。
「んんっ///」
キスをして、舌をいれるとまだ口の中に残っていた甘さがさらに増したような気がする。それは嫌な甘さじゃなく、望んだ味だった。
「ぷはぁ………あの、あのね」
「もっとか?」
「その前に聞いてほしいことがあるの」
「なんだ」
「あれね、クリームね。私はソーマをあれよりもっと甘やかしたいの。大好きだから、知っていてね?覚えていて」
「…………そうそう忘れられねぇよ、アレは」
思い出すだけで苦々しい記憶であるが、サツキが晴れ渡る空のように笑うから、ただ苦笑するだけにとどめた。
覚えていてね
忘れそうになったらまた作るから
私の想いを
「知らん」
「――――見事にお前の嫌いなトコついてきてるよな」
「……………」
ソーマの部屋の前に、てんこ盛りの生クリームが山のように入っている(しかもチョコレートもかかっている)かなり大きいどんぶり鉢が置いてあった。その下にメモ(の切れ端)が。それにはサツキの見慣れた筆圧で『(<<●>>_<<●>>)』と描かれていた。わけがわからないし、意味も全く読めないようなことをソーマにするのはサツキぐらいで、だからこそなんとなく怖い。言いたいことは本人に直接言う、がモットーの彼女が何も言わずにこうしてくるなんて、一体どれだけ異常事態なのかわかっていただけるだろうか。
「これ、食えってことだよなぁ」
「えぇ、そうよ」
エレベーターからサクヤが苦笑しながら降りてきた。
「サツキから伝言。『食べきるまで意地でも会ってやらないから』………ですって。だからって捨てちゃダメよ♪確認するからね」
「随分とご立腹のようだな、あのお姫さん」
「とても怒ってるしそれ以上に………この先は自分で確かめてみるのね」
有言実行もモットーにしているサツキは実際に会わないようにするだろう。どんな手を使っても。
「サツキの長~い深~い怒りが冷めるまで待つか、極限まで砂糖を入れてチョコレートもかかった激甘のそれを我慢して食べてすぐ会いに行くか………」
「二つに一つだな」
今やリンドウは楽しんでいる。それがすごくムカついた。
深く一回、ため息をついてから自身の部屋へと入っていく。ニヤニヤ笑うサクヤとリンドウを視界にいれないように。
「………で、なんで怒ってるんだ?」
「若いって、いいわね~」
「意外と早かったね」
「ふざけんなよテメェ」
「ふーんだ。そんな青ざめた顔で言っても、ちっとも怖くないわ」
あれから耐えに耐え抜いて完食し、証拠としてどんぶり鉢を持っていったら、至極残念そうにため息をつくものだから、怒りよりも脱力感が沸き起こる。なにせアレは精神的にも肉体的にも苦痛だったのだから。
「………何を怒っている?」
「あら………ちょっと考えればわかりそうだけど?」
たかが完食ごときでは怒りは収まらないようである。しかしこれ以上長引かせる気は毛頭ない。だが不要なことを口走ってしまうと、さらに機嫌は悪くなり、最悪さっきのアレが倍………バケツ一杯ぐらいになりそうだ。
「………」
正直、あまりの気持ち悪さに食べるのに必死で考えていなかった。だから今思い返してみるのだが、全く思い当たる節が見つからない。
「今考えてるでしょ」
「……………」
「まぁソーマとっては何気ないことだから、仕方ないけどね」
「でも私にとっては重大なことなのよ」
「だってソーマったら、ここ最近アネットばっかり構うんだもの」
「あ?」
「タクマに頼まれたのは知ってるよ」
「あぁ………あれか」
新人のアネットはバスターを好んで使うものの、その重量に振り回されていて逆に使われている戦い方なのだ。だから見かねたタクマがソーマに指導するよう頼んだのだ。
「見るに堪えられんからな」
「まぁね」
「で?」
「だからっ………
寂しかったの!」
顔を真っ赤にして怒ってもちっとも怖くなく、むしろ微笑ましいというか可愛いというか。ソーマは思わず吹き出しそうになるのを我慢するのに必死になった。
「たかがそれしきのことで」
「ふんっだ。私はたかがそれしきのことじゃないんですーっ」
「はぁ………」
ソーマがため息をつくと、一瞬にしてサツキは悲しそうな表情になる。
「だって、あのアネットの戦い方は危なっかしいのはわかるし、教えなきゃいけないっていう理解もしてるけど、だからって納得は出来なかったもん…………寂しかったんだもの」
徐々に涙の膜が目に溜まっていくのをみて、さすがに慌てたソーマは、サツキを抱きしめた。
「悪かった」
「だって彼女なのは私なのに、他の女の子構うんだもん」
「すまない………終わったから、もうほっとかない」
「………ホントに?」
「本当だ。――――っつーか、俺も限界だ」
誰かに待っていてもらえる、というのに慣れていなかった。というか知らなかった。いなくて寂しいなんて言われたことがなかったから、とても胸がこそばゆい。
「んんっ///」
キスをして、舌をいれるとまだ口の中に残っていた甘さがさらに増したような気がする。それは嫌な甘さじゃなく、望んだ味だった。
「ぷはぁ………あの、あのね」
「もっとか?」
「その前に聞いてほしいことがあるの」
「なんだ」
「あれね、クリームね。私はソーマをあれよりもっと甘やかしたいの。大好きだから、知っていてね?覚えていて」
「…………そうそう忘れられねぇよ、アレは」
思い出すだけで苦々しい記憶であるが、サツキが晴れ渡る空のように笑うから、ただ苦笑するだけにとどめた。
覚えていてね
忘れそうになったらまた作るから
私の想いを
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