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なにがおきた
あくる日のこと。ソーマとタクヤは支部長室へ呼ばれた。
「アウラの通話記録や監視カメラを調べた」
監視カメラは各階、また個人の部屋以外の出入口についている。これはいつ、誰がどのくらいそこを利用しているか見るためのものだ。
「事件の二週間前から、頻繁に電話していることがわかった」
「じゃあソイツをマークするんですね?」
「いや、これがな………2パターンあってな」
「はい?」
「アウラが連絡をとりあっていたのは二組いる、ということだ」
「………で、そいつらは誰なんだ」
「ティルナード・マクシミリとエイゼルシュタイン姉妹の両親だ」
「なあ、エレン。ちょっといいか」
タクヤはアリサ、エレンと第一部隊の中にいる近接型と鉄塔の森へ極地適応型グボロ三体の討伐にきていた。現在はタクヤとエレン、アリサ他で索敵中だ。
「なんですの?」
「リリィが残るっつったとき、怒ってただろ?あの後親に連絡したのかと思って」
「しましたわ。………でもすぐに切れてしまいましたの」
「いきなり?」
「いいえ。『言い分はわかったけど忙しいのは事実だから我が儘を言うな』ですって。いつもそうですの。『忙しい、忙しい』って。そんなに必死にお金を貯めたって、あの世に持っていけるわけありませんのに、そればかり」
「へぇ………」
「ですからあたくし、考えを改めるまで帰る気もリリィを帰す気もありませんわ。連絡もとるつもりもありません」
「そうか………なんか困ったことあったら言えよ~?」
タクヤが頭を一撫ですると、ちょっと恥ずかしそうにわかっている、と言った。
「トオル、今日も一緒に………」
ティルはトオルの先にいるソーマを見つけた。ソーマはヒバリに任務の受注を行っている。
「依頼ミッションかい?」
「フリーよ」
「じゃあ俺も行くよ。いいだろう?」
「えっと………」
戸惑ったようにトオルはソーマを見た。
「…………アイツも入れてくれ」
「了解しました」
「今回の獲物はなんだい?」
「えと、最初がウロ堕天で、次がハガン三体。だったよね?」
「あぁ」
「君たち二人で行くときはいつも連続なのか?」
少し非難するような目でソーマを睨む。まるでトオルに無理をさせているとでも言うように。
「たまにね。このぐらいなら、ちょろいもんね」
「トオル」
たしなめるかのごとく、少々キツイ声色。
「だって、やっぱりソーマとが一番やりやすいんだもの」
「――――俺は?」
「あっ別にティルはやりにくいってわけじゃないのよ?ただ、連係って結局は相性じゃない。ソーマも私も体力が有り余ってるから」
「…………そう」
ティルは至極不満げだ。それはそうだろう。ここのところずっと空いている時間があれば任務へ出ていたのに、違う男が一番だと言われてしまえば。
「おい、行くぞ」
ソーマはさきより気分が高揚していた。
「コア回収完了~。やた、レア物」
最後のハガンコンゴウの補食が終わった。今回はかなりレア物が出て、大収穫である。
「あれ、おかしいな」
少し離れたところで帰投連絡をしていたティルが焦ったような声を出した。
「どうした」
「繋がらない。コール音も聞こえない」
「電源切れてるとかは?」
「いや、ちゃんと入ってる。電波も入って………ないな」
「変なの。何かあったのかなぁ?ね、ソーマ」
「……………」
「ソーマ?どうし――――」
頭からすっぽりとマントを被った集団―――五十人ぐらいだろうか―――が、それぞれ旧時代の武器(エモノ)を三人に向けて立っていた。囲まれている。
「うわぁ………いつかの再来?」
「冗談言ってる場合じゃねぇだろ」
「だってさぁ、こんなことよく起こるよなーって思ったら」
なんかもう、いっそ清々しくかんじちゃうね
神機はあくまでも対アラガミ用だ。盾は銃弾や斬撃を防ぐことができる。しかし多勢に無勢の状況で、いつまでも防御一辺倒ではスタミナや体力がもつかどうか………
「ここら一帯のアラガミは殲滅した。よほどのことがねぇ限りアラガミに喰われることはない――――逃げるぞ」
「それしかない、ね」
ソーマとトオルが逃げる算段をこそこそ話している横でティルはニンマリと笑った。
「それは、ダメだなぁ」
辺りが眩い光に包まれた。
対人間用のスタングレネードで目がチカチカする中、ソーマの怒声が響いた。目を瞬かせながらトオルが目を開くと――――
「ティル………」
ティルは集団の中から女性を地面に倒して、あまつさえその頭に拳銃を突きつけていた。旧時代のものでなく、今の、威力が倍になった銃を。
「ここを今統一している奴は誰だ」
ニンマリと笑ったまま、集団に命令するも、戸惑っているのか恐怖しているのか、誰も前に出ない。
「いいのか。毛嫌いしているフェンリルの人間に、いたぶられながら死んでいくぞ」
「非人道な………」
「お前らが言うなんてな。何も知らない一般人をどういう基準か知らないが勝手にかっさらってアラガミに殺させて。家族もいただろうに、恋人もいただろうに。コイツも、同じように」
ドンッ
「あ゙あ゙ぁあああ゙っ!!!!」
女性の肩に銃口を押し付けて、撃ち抜いた。
「ティル!テメェッ」
「なんだ?これが一番手っ取り早いのに。………トオル、怖いかい?」
「任務だからって、平気で人を傷つけるあなたは怖いわ」
「………任務?」
変わらない笑みを浮かべるティル。無表情に見つめるトオル。二人の間で何があったかなんて知るよしもないが………トオルはティルの正体を知っている風だ。
「まぁその話しはまた今度にしよう。………早く出てきてくれないかな。また彼女に穴が空くよ」
「…………私だ」
頭のフードを取った壮年の男性が輪から出てきた。
「あんたに聞きたいことがある」
「答えれば、彼女を離すのか」
「答えによるな」
「早くしろ」
撃たれた女性からはまだ少し血が流れている。そのことにソーマは顔をしかめた。
「まず一つ目。最近あの二人に目をつけているそうじゃないか。なぜだ」
あの二人、というくだりで、ソーマとトオルに視線がきた。ティルが言うには狙われていたというが………正直そんな気配はなかったというのが感想である。
「教祖が言うには、罪深き者たちだと聞いている。アラガミ様の遺伝子を玩び、あまつさえアラガミ様を殺すよう教育されたのだと!」
「じゃあ次。その教祖さまに会ったことがあるか?」
「お顔を拝見したことはない」
「最後」
ドンッ
「今教祖さまはどこにいる?」
「がいぶきょじゅうく…………もう、離してやってくれ」
「外部居住区のどこだ?」
「十七番街西の二階建て赤い壁だ!」
「だと、さ。もういいぜ。――――ルーシィ」
「アウラの通話記録や監視カメラを調べた」
監視カメラは各階、また個人の部屋以外の出入口についている。これはいつ、誰がどのくらいそこを利用しているか見るためのものだ。
「事件の二週間前から、頻繁に電話していることがわかった」
「じゃあソイツをマークするんですね?」
「いや、これがな………2パターンあってな」
「はい?」
「アウラが連絡をとりあっていたのは二組いる、ということだ」
「………で、そいつらは誰なんだ」
「ティルナード・マクシミリとエイゼルシュタイン姉妹の両親だ」
「なあ、エレン。ちょっといいか」
タクヤはアリサ、エレンと第一部隊の中にいる近接型と鉄塔の森へ極地適応型グボロ三体の討伐にきていた。現在はタクヤとエレン、アリサ他で索敵中だ。
「なんですの?」
「リリィが残るっつったとき、怒ってただろ?あの後親に連絡したのかと思って」
「しましたわ。………でもすぐに切れてしまいましたの」
「いきなり?」
「いいえ。『言い分はわかったけど忙しいのは事実だから我が儘を言うな』ですって。いつもそうですの。『忙しい、忙しい』って。そんなに必死にお金を貯めたって、あの世に持っていけるわけありませんのに、そればかり」
「へぇ………」
「ですからあたくし、考えを改めるまで帰る気もリリィを帰す気もありませんわ。連絡もとるつもりもありません」
「そうか………なんか困ったことあったら言えよ~?」
タクヤが頭を一撫ですると、ちょっと恥ずかしそうにわかっている、と言った。
「トオル、今日も一緒に………」
ティルはトオルの先にいるソーマを見つけた。ソーマはヒバリに任務の受注を行っている。
「依頼ミッションかい?」
「フリーよ」
「じゃあ俺も行くよ。いいだろう?」
「えっと………」
戸惑ったようにトオルはソーマを見た。
「…………アイツも入れてくれ」
「了解しました」
「今回の獲物はなんだい?」
「えと、最初がウロ堕天で、次がハガン三体。だったよね?」
「あぁ」
「君たち二人で行くときはいつも連続なのか?」
少し非難するような目でソーマを睨む。まるでトオルに無理をさせているとでも言うように。
「たまにね。このぐらいなら、ちょろいもんね」
「トオル」
たしなめるかのごとく、少々キツイ声色。
「だって、やっぱりソーマとが一番やりやすいんだもの」
「――――俺は?」
「あっ別にティルはやりにくいってわけじゃないのよ?ただ、連係って結局は相性じゃない。ソーマも私も体力が有り余ってるから」
「…………そう」
ティルは至極不満げだ。それはそうだろう。ここのところずっと空いている時間があれば任務へ出ていたのに、違う男が一番だと言われてしまえば。
「おい、行くぞ」
ソーマはさきより気分が高揚していた。
「コア回収完了~。やた、レア物」
最後のハガンコンゴウの補食が終わった。今回はかなりレア物が出て、大収穫である。
「あれ、おかしいな」
少し離れたところで帰投連絡をしていたティルが焦ったような声を出した。
「どうした」
「繋がらない。コール音も聞こえない」
「電源切れてるとかは?」
「いや、ちゃんと入ってる。電波も入って………ないな」
「変なの。何かあったのかなぁ?ね、ソーマ」
「……………」
「ソーマ?どうし――――」
頭からすっぽりとマントを被った集団―――五十人ぐらいだろうか―――が、それぞれ旧時代の武器(エモノ)を三人に向けて立っていた。囲まれている。
「うわぁ………いつかの再来?」
「冗談言ってる場合じゃねぇだろ」
「だってさぁ、こんなことよく起こるよなーって思ったら」
なんかもう、いっそ清々しくかんじちゃうね
神機はあくまでも対アラガミ用だ。盾は銃弾や斬撃を防ぐことができる。しかし多勢に無勢の状況で、いつまでも防御一辺倒ではスタミナや体力がもつかどうか………
「ここら一帯のアラガミは殲滅した。よほどのことがねぇ限りアラガミに喰われることはない――――逃げるぞ」
「それしかない、ね」
ソーマとトオルが逃げる算段をこそこそ話している横でティルはニンマリと笑った。
「それは、ダメだなぁ」
辺りが眩い光に包まれた。
対人間用のスタングレネードで目がチカチカする中、ソーマの怒声が響いた。目を瞬かせながらトオルが目を開くと――――
「ティル………」
ティルは集団の中から女性を地面に倒して、あまつさえその頭に拳銃を突きつけていた。旧時代のものでなく、今の、威力が倍になった銃を。
「ここを今統一している奴は誰だ」
ニンマリと笑ったまま、集団に命令するも、戸惑っているのか恐怖しているのか、誰も前に出ない。
「いいのか。毛嫌いしているフェンリルの人間に、いたぶられながら死んでいくぞ」
「非人道な………」
「お前らが言うなんてな。何も知らない一般人をどういう基準か知らないが勝手にかっさらってアラガミに殺させて。家族もいただろうに、恋人もいただろうに。コイツも、同じように」
ドンッ
「あ゙あ゙ぁあああ゙っ!!!!」
女性の肩に銃口を押し付けて、撃ち抜いた。
「ティル!テメェッ」
「なんだ?これが一番手っ取り早いのに。………トオル、怖いかい?」
「任務だからって、平気で人を傷つけるあなたは怖いわ」
「………任務?」
変わらない笑みを浮かべるティル。無表情に見つめるトオル。二人の間で何があったかなんて知るよしもないが………トオルはティルの正体を知っている風だ。
「まぁその話しはまた今度にしよう。………早く出てきてくれないかな。また彼女に穴が空くよ」
「…………私だ」
頭のフードを取った壮年の男性が輪から出てきた。
「あんたに聞きたいことがある」
「答えれば、彼女を離すのか」
「答えによるな」
「早くしろ」
撃たれた女性からはまだ少し血が流れている。そのことにソーマは顔をしかめた。
「まず一つ目。最近あの二人に目をつけているそうじゃないか。なぜだ」
あの二人、というくだりで、ソーマとトオルに視線がきた。ティルが言うには狙われていたというが………正直そんな気配はなかったというのが感想である。
「教祖が言うには、罪深き者たちだと聞いている。アラガミ様の遺伝子を玩び、あまつさえアラガミ様を殺すよう教育されたのだと!」
「じゃあ次。その教祖さまに会ったことがあるか?」
「お顔を拝見したことはない」
「最後」
ドンッ
「今教祖さまはどこにいる?」
「がいぶきょじゅうく…………もう、離してやってくれ」
「外部居住区のどこだ?」
「十七番街西の二階建て赤い壁だ!」
「だと、さ。もういいぜ。――――ルーシィ」
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